ディアボロの選び方は?2020年版 │ 初心者に最適なディアボロをご紹介します!

ディアボロの選び方は?2020年版 │ 初心者に最適なディアボロをご紹介します!

「ディアボロを始めたいけど何から買ったら良いか分からない!」、「とりあえずフリマサイトで安いの買っても良いのかな?」というディアボロ初心者の方に向けて最適なディアボロの選び方をご紹介させて頂きます!この記事を見て頂ければどなたでも納得のいくディアボロに出会えると思いますので、是非とも参考にしてみてください。

まず先に結論から申し上げると「必ず!絶対に!専門店から購入するべき!」です。これからズラッと理由を書かせて頂きますが、サッと知りたいという方はダーッと下までスクロールするか、こちらの「ディアボロの選び方→最終章」をクリックしてください。

「そもそもディアボロってなにさ?」という導入前の方はこちらのDiabolo(ディアボロ)ってなに?を一度ご覧ください。また、中級者や上級者の方はご自身のプレイスタイルやトリックに合わせてご購入されると思いますので、参考程度に生暖かい目でご覧になって頂く事をおすすめします!

ディアボロの選び方

ディアボロの選び方その①→固定軸と回転軸について

ディアボロは広義的な意味で2種類に分かれます。1つは『固定軸』と呼ばれるタイプで、軸(アクセル)が固定され回転しないものを固定軸。もう1つはアクセルにベアリング(正確にはワンウェイ・クラッチ・ベアリング)が内臓されており、片方向に対して回転摩擦をかけても回らないものを回転軸と呼びます。この2つの種類の特性をよく理解していないとディアボロの選び方もへったくれもないので、よーく熟読してください!

固定軸を選ぶメリットとデメリット

まず長期的にディアボロを始めるにあたって必ず選んでおいた方が良いのがこの固定軸です。基本的に回転軸にできない技(トリック)は固定軸でできますが、固定軸にはできるけど回転軸にできないトリックが沢山あります。もちろん回転軸を活かしたトリックもありますが、まずは固定軸で練習をしないと近い将来とんでもなく!めちゃくちゃ苦労します!

「じゃあどんな苦労をするってのさ!?」というそこのあなた!前述のDiabolo(ディアボロ)ってなに?にも記載されていますが、ストリングの上でディアボロ本体を安定させるには回転力が必要です。ストリングとディアボロのアクセルとの摩擦によって回転力を付けるわけですが、じゃあ○○というトリックをする時にどの程度の回転力が必要か?というのを身体に覚えさせるためにも、初心者は固定軸を選ぶべきです!

例えば自転車を想像してください。小さいお子様に自転車の乗り方を教える際に、いきなり電動自転車やギアチェンジ機能付き自転車で覚えさせた場合、1回の漕ぎ出しでどの程度のスピードが出るか?どの程度の距離を進むことができるのか?が分かりますか?というお話しです。

そもそも論なのですが、Juggling(ジャグリング)のプロだったりディアボロのプロ、または中級~上級アマチュアの皆さんも口を揃えて「初心者が使うディアボロは固定軸を選ぶべき!」と仰っていますので間違いありません。あと、回転軸に比べて安いです(笑)

固定軸のデメリットはたった1つだけ…。それは全くの初心者の方がディアボロを回転させて安定させる(アイドリング)状態になるまでとても時間がかかるということですね。

回転軸を選ぶメリットとデメリット

前述のように、初心者の方はまず固定軸を選ぶべきとお伝えしましたが、回転軸には絶対的なメリット!強みがあります。それは小さいお子様によく見られるのですが、ディアボロを始めてみたもののアイドリングが出来なくて直ぐに飽きてしまう!ということ。それを解消してくれるのが回転軸なのです。

前述のように、固定軸はアイドリングができるようになるまでに多少の時間がかかります。しかし、極端にバランス感覚が悪くても腕を上下に振るだけでアイドリングが出来てしまうのが回転軸の最大のメリットと言えるでしょう。今までディアボロを教えさせて頂いて、回転軸からスタートしたほぼ全ての方が15分以内にアイドリングを覚えることができてます。

デメリットに関しては前述の通りですが、誰でも最初から楽しくプレイするなら回転軸を選ぶべきでしょう。なので、ちょっとお試しで遊んでみたい!というお子様や、Youtuber(ユーチューバー)がネタ探しのために導入するには回転軸を選ぶべきです。

10分で分かる!固定軸と回転軸の違い

百聞は一見に如かず!HOG代表の『あぶらみ』が個人的に尊敬する、世界各地で活躍されるPYGMIX(https://pygmix.net/)さんの浦和新(うらわ・あらた)氏による、ディアボロの固定軸と回転軸の違いについて説明してくれていますので、一度見てみてください!

ディアボロの選び方その②→どこで買えば良いの?

まず最初にハッキリと申し上げますが、「最初だから安いので良いかな?」、「フリマサイトで売ってる中古で十分じゃない?」といった考えは今ここで捨てて下さい!といった厳しいことは言いませんが、最良の選択ではない事だけは絶対に保証します。『郷に入れば郷に従え』といった言葉があるように、そこでの習慣ややり方に従うのが賢い生き方である場合がほとんどです。

なんで安価なディアボロを選んだらダメなの?

一番の理由は単純明快「使い物にならないから!」です。数百円レベルで売っているものは直ぐに壊れますし、バランスが取れなくてとにかくブレが酷い…。バリも多くて怪我をする確率が高くなりますし、中~長期目線で見ても短期的に見ても、コストパフォーマンスが良いとは言えません。もちろんアフターケアもありませんのでご注意くださいませ。

フリマサイトで中古を選べば良いんじゃないの?

中古品を選ぶこともおすすめできません。前述の通り1.3~1.8mmのストリングの上でバランスを取りながら高速回転させるお椀型のディアボロは、ちょっとでも歪んだりアクセルに不良があれば使い物になりません。何より一番の問題は『NCNR(ノークレーム・ノーリターン)』です。どんなにキレイな文句で「これは良い中古品ですよ♪」と謳っていても、到着してみて想像と違った場合に出品者は保証してくれるでしょうか?

ディアボロの選び方→最終章

ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます!いい加減に長くなってきたので、私が個人的におすすめできるディアボロをメリットとデメリットを含めて書いていきます。固定軸も回転軸も書き連ねていきますので、どうぞご自身の中でピンときたディアボロをご購入くださいませ。

固定軸について

さて、本気でディアボロを始めるなら固定軸が良い!というのはこれまでの内容でお分かり頂けたかと思いますが、じゃあどういった固定軸から始めるのが良いのか?と言う質問に対してお答えしていきます。尚、特に順位は付けておりませんので、色や形などお好きなものから選んで頂けたら良いと思います。

おすすめの固定軸その1→レッツプレイ!

名称:レッツプレイ!
ブランド:ナランハ
スペック:約H145mm×W128mm
内容:ディアボロ本体、スティック、ストリング
価格:2,200円(2020年6月24日時点)
おすすめ度:★★☆☆☆

日本でも数少ないJuggling(ジャグリング)ショップの中でも、老舗中の老舗であるナランハ(http://www.naranja.co.jp/juggling/)様ブランドの『レッツプレイ!』は、どんな初心者の方がプレイしても楽しくディアボロを覚えられる最高の固定軸の1つです。

デメリットは幾つかあります。まず安価なために回転させた時に相当な確率でブレますし、バリが多い為に摩擦熱で身体を擦ってしまうと怪我の恐れがある事です。また、スティックが非常に使い辛くてよく絡まりますので、イライラすること間違いなし。アクセルは短くて扱いにくいのが難点です。

しかし、子どもへのプレゼントや、これからディアボロを始めるにあたってのコストパフォーマンスはピカイチですし、何より『レッツプレイ!』とほぼ同じようなスペックのディアボロで20年前の子ども達や一部の大きいお友達は練習をしていました。「とにかく安価で使えるディアボロが欲しい!」という方には絶対に『レッツプレイ!』をおすすめします。

ナランハ レッツプレイ!
出展:ナランハ

おすすめの固定軸その2→ECHO

名称:ECHO(ノーマルタイプセット)
ブランド:三鈴(サンディア)
スペック:約H143mm×W128mm
内容:ディアボロ、木製スティック、ストリング
価格:2,750円(2020年6月24日時点)
おすすめ度:★★★☆☆

RADFACTOR(ラッド・ファクター)さんがおすすめするコスパ重視の入門用ディアボロです。一番の注目ポイントはカップの加工方法にあります!表面にマット加工を施すことによりストリングがカップに当たった際に回転が減りにくく工夫されているので、操作性に優れております。

デメリットとしては、前述の『レッツプレイ!』に付属するスティックよりも非常に使い辛いことが挙げられます。

三鈴(サンディア)ECHO
出展:RADFACTOR

おすすめの固定軸その3→ニンブル

名称:ニンブル(ノーマルタイプセット)
ブランド:三鈴(サンディア)?
スペック:約H143mm×W125mm
内容:ディアボロ、木製スティック、ストリング
価格:3,080円(2020年6月24日時点)
おすすめ度:★★★☆☆

日本ディアボロ協会(http://diabolo.shop-pro.jp/)さんがおすすめする初心者向けの固定軸です。日本におけるJuggling(ジャグリング)界の重鎮である矢部亮(やべ・りょう)氏がプロデュースした『フェイリン』の廉価版と思って頂ければ良いと思います。

アクセルがアルマイト加工を施されていて、耐久性を上げたアルミアクセルを使用することで飛躍的に操作性が増しており、さらにカップのバランスが『フェイリン』と同等で非常に高性能なディアボロに仕上がっております。

デメリットとしては、前述の『レッツプレイ!』に付属するスティックよりも非常に使い辛いことが挙げられますが、初めてのディアボロとしては文句なしにコストパフォーマンスが高いものになっております。

ニンブル
出展:日本ディアボロ協会

おすすめの固定軸その4→エボリューションG2+

名称:エボリューションG2+(ハイブリッド)
ブランド:三鈴(サンディア)
スペック:約H145mm×W125mm
内容:ディアボロ本体のみ
価格:5,940円(2020年6月24日時点)
おすすめ度:★★★★★

はい!ド本命の固定軸はコチラ!三鈴(サンディア)が誇る圧倒的な操作性と耐久力を持ち合わせたロングセラー商品!エボリューションG2+のハイブリッドアクセルです。中~長期目線で考えた時に圧倒的なコスパを誇るのがこちらのディアボロです。

実はエボリューションG3と言う後継ディアボロもあるのですが、ディアボロ界において「G2+の方が使いやすいよな!」というのはもはや定説です。もちろん感じ方は人それぞれですが、前述の世界中で活躍する浦和新(うらわ・あらた)氏もこのG2+を愛用していますし、海外のJuggling(ジャグリング)のプロの方々を見ても、G2+を利用している人が多い気がします。

中~長期目線で見た時に「コスパ最強!」と謳うには訳があります。ディアボロをちょこっと練習すればそこそこのトリックを覚える事ができるのですが、女性も男性もモテないと思います(笑)が、生涯に渡ってウケる事は間違いないです!中学校や高等学校の学園祭での発表はもちろん、大学のサークル、社会人になってからの一発芸としても披露できます!

但し、お値段が各段に上がるのと、スティックはおろかストリングも付属していない為に、お財布に厳しいのが難点です…。

三鈴(サンディア) エボリューションG2プラス
出展:日本ディアボロ協会

回転軸について

とにかく楽しむこと!真面目に練習するかは置いておいて楽しみたい!という方は回転軸を選びましょう。HOGでも初回参加して頂ける仲間の方は回転軸から楽しんでもらっていますので何も恥ずかしい事ではないですし、真面目に練習するばかりがディアボロではありませんよ。楽しむ事は正義です!

おすすめの回転軸その1→ミスト

名称:ミスト
ブランド:不明
スペック:約H141mm×W118mm
ベアリング:トリプル
内容:ディアボロ本体のみ
価格:3,740円(2020年6月24日時点)
おすすめ度:★★☆☆☆

日本ディアボロ協会が自信を持っておすすめする回転軸の初心者向けディアボロがこちら『ミスト』です!HOGでも初回参加して頂ける方はミストを使ってもらってます。高い安定性と操作性に長けており、可愛いらしいカラーバリエーションが特徴です。

デメリットとしてはスティックが付属しない点が挙げられますが、同協会が販売する初心者向けスティック(JDA製ストリング付き)が1,630円で販売されているので、合わせて5,370円で購入する事ができます。また、他のディアボロに比べてやや小さい設計になっていることから、大人が使うには少しばかり使い辛い可能性があります。

日本ディアボロ協会 ミスト
出展:日本ディアボロ協会

おすすめの回転軸その2→ECHO

名称:ECHO
ブランド:三鈴(サンディア)
スペック:約H143mm×W128mm
ベアリング:トリプル
内容:ディアボロ、木製スティック、ストリング
価格:4,180円(2020年6月24日時点)
おすすめ度:★★★☆☆

おすすめ固定軸その2でおすすめしたECHOのサンバイリンです。カップの性能などは固定軸と同じです。素材はカップに傷が付きにくいTPU製のカップを使用しておりマット加工してあり回転が減りにくく工夫されています。

デメリットに関しても固定軸と同じです。付属するスティックがもの凄く使いにくい!フルセットバージョンおすすめできません。付属するDVDが収録されたのが確か2001年くらいだったのですが、2020年現在から数えて19年も前のものなので、Youtubeで最近のディアボラーの動画を見た方が100倍タメになると思います。

ECHO
出展:RADFACTOR

おすすめの回転軸その3→ハイパースピンTZ

名称:ハイパースピンTZ
ブランド:舞鈴劇場(Diabolo Dance)
スペック:約H148mm×W128mm
ベアリング:トリプル
内容:ディアボロ本体のみ
価格:8,800円(2020年6月24日時点)
おすすめ度:★★★★☆

軽い!安定する!カラーバリエーション最強!の3拍子が揃った台湾が誇る舞鈴劇場(Diabolo Dance)がお贈りする、日本人に大人気なディアボロ!

非常に軽い振り心地で操作性も抜群ですし、安定力が半端じゃない!上級者向けでありながら比較的安価で手に入れられます。さらにカラーバリエーションが14種類も用意されていて、カスタマイズパーツも豊富に用意されています。

一方で形状と素材がエボリューションなどに比べると脆弱な気がします。カップが2色の素材を結合して形成されており、ヴァータックス(エクスカリバー、垂直軸)などのトリックをする際に壊れやすいと聞きます。

舞鈴劇場を筆頭とした中華系のパフォーマンスや”魅せる演技(下記動画参照)”だったり、まったりとしたスタイルには大変向いているので、プレイスタイルに合わせて購入してみるのもアリですね。

ハイパースピンTZ
出展:舞鈴劇場(DiaboloDance)

おすすめの回転軸その4→ファルコン

名称:ファルコン
ブランド:三鈴(サンディア)
スペック:約H147mm×W125mm
ベアリング:クインティプル
内容:ディアボロ本体のみ
価格:10,120円(2020年6月24日時点)
おすすめ度:★★★★★

今のところ私が所持しているディアボロの中で最強のウーバイリン!たった1つでも文句の付けどころが無い、唯一無二のディアボロです!中~上級者の方であれば想像してみて下さい。エボリューションG3の安定性と柔軟性にプラスして、ハイパースピンTZの軽い使い心地と操作性を3倍にした感覚です(←分かり辛いw)。

カラーバリエーションも10種類用意されており選りどり見どり!なんと台湾の著名プレーヤーである趙志翰(チーハン・チャオ)、方庭良(ファン・ティンリャン)、鄭湧蒼(チェン・ヨンツァン)、趙昱淞(ジャオ・ユーソン)モデルが販売されています。

デメリットを強いて挙げるとすれば、ハイパースピンTZと同じように2種類の素材を結合していて強度が心配な所と、新しいディアボロなので専用パーツがまだ充実していない所です。今後に期待ですね!

ファルコン
出展:RADFACTOR

最後のご挨拶

如何でしたでしょうか?恐らくここまで詳細にディアボロの選び方や特性について記述されたWebサイトは無いのではないでしょうか?ってくらい気合を入れて書きました(自画自賛!)

安くて使えるディアボロから、中~長期目線で見た時に使えるディアボロまで網羅させて頂きましたが、少しでも見て頂いている方々に楽しんで頂けたら嬉しいです!

最後に1つだけ提案があります。上記で数々のディアボロを紹介させて頂きましたが「やっぱり手に取って試してみたい!」と感じる方も多いでしょう。そこで関東地方に在住の方であれば東京都板橋区にありますJuggling(ジャグリング)ショップの老舗であるナランハ(http://www.naranja.co.jp/juggling/pages/profile/access)であれば、大体どのディアボロでもお試しで使わせてくれますので、足を運べるようであれば是非とも行ってみて下さい。

それでは、皆さまのより良いディアボロライフを心より祈っております!

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